


塗替え工事の施工の流れ


作業完了までの流れ
外壁塗装と屋根塗装を行った場合、工事日数の目安は2週間です。お客様がお急ぎでない場合、週末には施工スタッフもお休みをいただきますので全体の目安とお考え下さい。
天候不順の場合は工事ができませんので、工期が延びてしまいます。余裕を持って、日数を多めに見ていただきますとこちらも大変助かります。




まずは足場の仮設です。高所での安全性の他、作業性を高めるために仮設します。運搬や組み立てる際に金属製の足場材同士が接触するので、どうしても大きな音が出てしまい、騒音となってしまいます。
お施主様とご近隣の方にはご迷惑をおかけしますが、何卒ご容赦ください。足場の仮設が終わりましたら、高圧洗浄時の水飛沫や塗料の飛散を防止するためのメッシュシートを取り付けます。これで、この日の作業は終了です。

加圧した水でお住まいを丸洗いします。この日は他とは違い、雨であっても作業できます。水の加圧にはガソリンエンジンを使いますので、どうしてもエンジン音が響き渡り、騒音となってしまいます。エースペイントでは騒音防止型の高圧洗浄機やその設置場所を工夫することによって騒音防止に努めていますが、大きな音でご迷惑となっていることは否めません。
また、水飛沫の飛散を防止するためのメッシュシートを取り付けていても、ご近隣に飛散する可能性がありますので、お施主様はもちろんのこと、近隣の方にも洗濯物を外に干すことをご遠慮いただいております。騒音と洗濯物でご迷惑をおかけしてしまい、申し訳ございません。




下地処理
外壁のクラックや傷、屋根の状態に合わせて補修を行います。サイディングなどの目地のシーリング(コーキング)を打ち替えます(シーリングの打ち替えはこの後の工程で行われることもあります)。金属部分を塗装する場合はケレンをして錆をしっかりと落とし、塗装面を綺麗にした後、錆止めを塗布します。雨樋などの樹脂部分は目荒しをして塗料が密着しやすいようにします。

養生
窓やドアといった塗らない部分に塗料が付着することを防ぐため、ビニールやテープなどで覆います。養生には塗料の付着を防止するだけでなく、塗らない部分と塗る部分、塗り分けする部分の境目の線を綺麗に出す役割も担っています。
この養生によっても仕上がりが違ってくるのです。




いよいよ塗り替えの開始です。この工程ではご依頼いただいた色ではなく、シーラーやプライマーと呼ばれる塗料で下塗りを行います。シーラーやプライマーには下地を強化し、この後に重ね塗りする塗料を密着させる役割があります。
塗料を密着させる接着剤のようなものとお考えください。軒天の塗装をご依頼いただいている場合はその塗装もします。なお、軒天塗装の工程は前後することもあります。



この工程からご依頼いただいた色で塗っていきます。お施主様がお選びになられた色ですので、お時間がある場合は見学なされてはいかがでしょうか。
お住まいの外壁の色が変わっていく様子に感動を覚えると思います。ご希望の方はスタッフにその旨をお伝えください。安全性を考慮してヘルメットなどをご用意いたします。



外壁塗装の最後の工程です。仕上げとして上塗りを行います。中塗りに続き、仕上げの上塗りを行うのは塗膜の厚みを増し、耐久性を上げるためです。これで外壁の塗り替えは終了です。明日からは付帯部や屋根の塗装に入ります。




雨樋、破風板、鼻隠しなどの部分を塗装していきます。樹脂製の雨樋などは紫外線によって硬化していき、最終的には柔軟性を失って強い風などで簡単に割れたり、はずれたりしてしまいます。雨樋も塗装を施すことによって、硬化を防ぎ、長持ちさせることができるのです。
モダンなお住まいの場合、雨樋にアクセントカラーを使うととてもおしゃれになることがあります。ご希望の場合には雨戸や戸袋の塗装も行います。この付帯部の塗装の工程も前後することがあります。



屋根も外壁と同じように、シーラーやプライマーを使って下塗りを行います。ダイレクトに太陽光と雨を浴びる屋根は外壁よりも過酷な環境にさらされています。
少なくとも外壁と同じグレードの塗料をお選びください。最近では夏場の暑さを低減できる遮熱塗料などが人気です。光熱費を節約できるエコな塗料なのでお奨めです。



屋根もこの工程からご依頼いただいた色で塗っていきます。外壁塗装の中塗りと同じように「同じ色だと本当に上塗りを行ったのか分からない」、「同じ色だと塗り残しが心配」という方はこの工程を違う色で行うこともできます。
お見積もりやお打ち合わせの際に「中塗りと上塗りは違う色で」とお伝えください。



屋根塗装の最後の工程です。仕上げとして上塗りを行います。中塗りに続き、仕上げの上塗りを行うのは外壁塗装と同じように塗膜の厚みを増し、耐久性を上げるためです。これで屋根の塗り替えは終了です。明日からは点検作業に入ります。




施工した部分をスタッフが隅から隅まで点検します。不具合があった場合はもちろん、しっかりと補修いたします。補修後は再度、点検を行い、チェックを何回も重ねます。



お客様の目で工事内容とその仕上がりとチェックのご確認をお願いしております。スタッフと一緒に足場に上っていただき、屋根の上や2階部分、普段は見難いところをしっかりとご確認してください。
お客様にご納得いただけたら、お引渡しとなります。足場を解体し、撤去して、周囲の清掃が終わりましたら、竣工です。完工報告書と保証書をお渡ししますので、保管をお願い致します。お施主様をはじめ、ご近隣の方々にも本当にお世話になりました。


